上手い人のラフなんぞ何の役にも立たんということである

ラフってのがいまいちよくわかんねーって時代から、なるほどラフってのは設計図なんだと納得したのがいつらへんだったのかはいまいち覚えてないのだが。
ともあれラフってのが結局の所一番大切というか、全ての根幹だよね、という辺りはようやく掴めてきて。
ただそれにした所で、模写だってのにラフが酷いわけですよ。なにこれ宇宙人? みたいな。情けなくて凹む。

まあそれはともかく。
ネット上でラフってのを調べると出るわ出るわ超上手いラフの数々。
何だこれって言う。オレなんか模写でアレだぞっていう。
正直やってらんねーってくらい理想と現実の乖離を突きつけられるんだけど、でもまあ、ここでめげてちゃ始まらんよね……。

んで、よくよく考えたら、ラフの段階でアレだけ描けるんなら世の中神絵師ばっかだよなぁ、と。
今の実力なら、例え模写でもそりゃあ子供の落書きになるよなぁ、と。
というかなるに決まってるだろ、と。
ラフって要はゼロからイチを生み出す作業で、後の工程ってのはイチをジュウにする作業だ……ってのがボクのとりあえずの結論なんだが。
どんな作業でもそうだけど、結局最初のゼロ→イチが一番きつくて、全ての根幹なんよね。
だからココでそれなりの絵が描ける人はそもそも絵が上手いのであって、んで、世の中の色んなレクチャーってココは越えられることが何故かすでに前提になってるわけですよ。
ボクみたいに、そこにたどり着いてない人は門前払いされちゃうっていう。

だからいーじゃないか、ラフが汚くても。見れたもんじゃなくても。
たとえ模写でも、ココで頭の中にあるイメージを具現化できるようになっていったら、そこからようやくスタートラインなんだからっていう。
いまはスタートラインにすら立っていないんだから、ここから始めりゃいいやんかっていう。

まあそんなわけで、頑張っていこうと思います。

お絵かき
えろんのかんづめ

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