パース(○点透視法)に対する覚え書き:その2

その1、つまりは一個前の記事だけど、改めて見返してみると間違ってる箇所があるというか、その表現はマズいだろう、みたいな箇所が沢山あるのでちょびっと補足。
まあ、前回から今回まで色々考えてて新しく整理された部分があるってだけの話なんだけど。

で、前回最初の「数学的云々」ってのはかっこつけただけで、別に数式使ってるわけでもないから数学的でもなんでもないし、解釈的にも結構怪しい感がある。
それはともかくとして、あれから色々と勉強し直して、そもそも論にして〝透視法〟ってのが〝三次元情報を二次元に落とす〟という、ある種の写像変形であるという事を完全に見落としていたことに気づく。
つまり、一点透視法にしろ二点透視法にしろ三点透視法にしろ、三次元の情報を二次元の情報に落とし込んでいる事に違いは無くて、その時に削ぎ落とされる情報量というか、歪みの補正量に違いが出てくるということっぽい。
で、それぞれを簡単にまとめると、

一点透視法:消失点はただ一つで、水平線の上。仰角はゼロ(ここ重要)なので水平線とアイレベルは一致する。
二点透視法:消失点は水平線上に二つ。仰角はゼロ(ここ重要)なので水平線とアイレベルは一致する。
三点透視法:消失点は水平線上に二つ、どっかの垂直線上に一つ。仰角はゼロじゃないので、水平線とアイレベルは一致しない。

つまり、一点・二点透視法と三点透視法を分けているのは〝仰角がゼロかどうか〟っちうことで、ここがミソなんだよ、ということらしい。
だから二点透視法で俯瞰を描くとして、決して「見下ろしては」いかんのだ。あくまでも視線はずーっと水平線の方を見ていて、その時視界の下側にチラチラ映っているのを切り取ったのが〝二点透視法〟。
イメージとしてはどっかの高台に登って水平線をパシャリとした時に、その写真の中に映っている町並みが〝二点透視法〟。
ここでもしも町並みに焦点を合わせて、つまりは「町並みを見下ろして」パシャリとしてしまったら〝三点透視法〟。
まあ、風景写真くらい遠景だったら二点透視法に近似できるし、だから中途半端な本には当然のように〝水平線=アイレベル〟みたいなとんちんかんな事が書いてあるんだろう。

とりあえずここまではいい。
……で、一点透視法と二点透視法の違いってなんなん?
ということになって、ここは正直良くわからん。
投影面に対して平行な面が……ってのはどうにもしっくり来ない。
その理屈が正しいなら、直方体の一面が運良くこっちを向いていた時だけ一点透視法が使えるってことになるけど、実際には地下鉄のホーム壁とか廊下のシャンデリアとかも一点透視法で描けてしまうわけで、実際廊下の真ん中にスライムがいようがローパーがいようが一点透視法で描けるだろう。
だから消失点上の立体の角がこっちに向いていようが、一点透視法で描こうと思えば描けまっせ? って事になってしまう。
……んだけど、直感的にそれは違う気がする。
だから、一点透視法と二点透視法を明確に使い分ける根拠みたいのはどこかにあるんだろう。

まあとりあえずは、考えれば考える程前回の記事は間違ってるっぽいので、ここで訂正しておこうという感じ。
別に謝罪はしないけどね。だってここはチラシの裏だし(開き直り
それに先に進もうと思ったら、そうやって仮説を立てて、自分で否定して、修正して、また解釈し直して……っていうのを繰り返していくしかない。
だからこれからもその時思ったことをメモして、後から見返して鼻で笑って、そうして前に進んでいるってのを実感しながら頑張ってくよ。

で、とりあえずは……お部屋の片付けかなぁ……(ぇ
今月末引っ越しだってのに全然片付かないのほんと参った。そろそろ気合入れねば。

お絵かき
えろんのかんづめ

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