相変わらず延々と手の練習を繰り返してて、なんとなくサクッと描ける角度とどうにもよく分からん角度があるなぁ……なんて事を思った今朝。
もしやこれが巷で聞く「得意な角度」ってやつか……? なんて一瞬思ったんだけど、まあ、違うわね。
これは単にその角度の描き方が頭の中に入っていないだけだわ。
大体そもそも、〝苦手〟ってのはそれができるようになったあと、その成功率とか時間効率の部分で初めて現れてくるもんであって、できないことに対しては苦手も得意もありゃしない。
そこにあるのはただ〝できる〟か〝できない〟かだけで、有り体に言ったらその角度の描き方を知らんだけ。
習得に対して時間がかかることへ〝苦手〟って言葉を当てはめることもあるけど、冷静に考えたらこれもおかしくて、本質的には単に既成概念とか経験とか慣れに引っ張られてるってだけ。
絵だったら例えば、手のひら側は描けるけど手の甲側はどうにもしっくりこない、とかね。
ボクの場合これは指の比率を捉え間違えてたのが原因だったけど、別に絵に限らず習得に対する苦手ってのはこれまでの経験が足を引っ張ってる事が多い。
そういう場合は大抵、一度考え方を真っ白にしてみるとか、これは違うだろう……と思ったことをあえて試してみるとかで打開できる。
というか、「これは違うだろう」とか思って挑戦しないからいつまでも正解を引けずに習得できないだけってことが経験上凄く多い。
言ってることが難しい?
でもほら、アクションゲームでさ、正攻法だと倒すのめんどくさい雑魚が出てくると「コイツ苦手なんだよなぁ……」とか思うけど、これは絶対効かんだろー、とか思ってた搦手使ってみたらあっさり勝てちゃって、そっから先はカモになる、なんて経験みんなあるっしょ?
あれとおんなじで、結局人間油断をすると経験に引っ張られるので、詰まった時には根底から発想を変えてみると案外うまくいったりする(戒め)
いやまあだから結局は、やればやるほどできない事が増えていく現状だけど、そうやって虱潰しに一つづつ潰していったらまあそのうち形になってくでしょう、っていう。
得意とか苦手とか言ってないで、そういう時にはさっさと視点を変えて色々試してみましょうね、っていう、そういう自戒。
苦手って言葉を使っていいのは、それぞれ一定のレベルでできるようになってからの話だからね。
そこから先に進む時に始めて〝苦手〟って言葉が出てくるんだっていうのを、ちゃんと頭の片隅に置いとこうね。
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