最近ついったで、上達しない人はエロい絵を描かんからだー、みたいのが回ってきてて。
ボクは絵に関してはさっぱり分からんから割と推測は交じるけど、それなりに信憑性が高いのかなぁ……という気はしている。
裸を描くからバランス・骨格・肉付き……といったようなものだけじゃなくて、着衣エロなら服の描き方も勉強するし、異種姦ならクリーチャーの描き方も必死で身につけることになるし。
そもそも竿役を配置した時点で、二つのキャラのバランスを整えるっていう、クソ難しい所に挑戦せざるをえなくなるし。
だったら普通の漫画でもいいやん、ってなもんなんだろうけど、そこは多分、裸の登場割合が多いから、みたいな部分があるんだろうね。
で、これって多分文字書きにも言えるんだろうなぁ、と。
多分ね、〝面白いってのが何か〟を追求するより〝エロいって何か〟を追求するほうが楽なんだよ。
ボクはノクタに投稿始めるまで漠然と〝悪堕ち大好き〟って思ってたけど、そもそもそこのどこにエロさを感じてたのかなんて表現できてなかったしね。
実際に書いてみて「いやちっともエロくねぇんだけど」ってなって、そこから何がエロいのかってのを必死に考えた。
その過程で描写とか間の取り方、みたいのも勝手に身についていった(と思う)。
いやそんなん一般でもひたすら書いたら身につくやん、って思うかもしれないけど、エロの場合はワンシーンというか、一つのまとまりが短いからね。
たとえ長編でも、それの積み重ね=ワンシーンごとの経験値、が溜まるスピードが一般よりも圧倒的に早いし、何より〝一つのシーンを書き終えた〟っていう経験が自信になって次に繋がっていく。
一般の場合、目安になるのは最初から十万字ちょい(大概の新人賞応募文字数)なんだけど、それはまあ、ハードルとしては非常に高い。
うまくなった人はそれを知ってるから「最初は短いのから挑戦していけ」って言うんだけど、そのアドバイスが守られる事はまずない。
だって書きたいのは長編というか、物語だからね。
それを押し殺して〝面白いって何か?〟を追求しながら短い話を量産するっていうのは中々難しい。
でもエロならたとえ長編でも、一回一回のエロシーンで〝何がエロいのか?〟を追求しながら書くのはそれほど難しくない。
何故エロくないのか? を分析して次に繋げるのも、せいぜい一万字に満たないシーンの連続なんだからなんとでもなる。
その過程で描写とかも自然と身につく。ハーレムなんかやったらキャラも増えるからその取り扱い方も学ぶ。
純愛やりたかったらキャラクターの描写を丁寧にしないといけないし、堕ちモノだと落差を見せるために普段の(あるいは今までの)姿や考え方をきちんと、けれどできるだけ簡潔に描いてやらなきゃいけない。
要するに絵とおんなじで、自分が求めるエロを書きたいが為にこういった基本的な小説技法ってのを嫌でも身につけなきゃいけなくなる。
それにエロってのは睡眠欲・食欲に並ぶ根源欲求の一つだから、所詮大脳新皮質の機能である〝面白いと感じること〟より上位に来るし、それを満たすために必死になるエネルギーは比較にならんだろう(これはもちろん独断と偏見)。
だからまあ、何がいいたいのかって言うと。
みんなもっとエロ書こうぜ!! っていうことですな(´・ω・`)
(そんなこと言っても……って人は、今度開催されるらしい抜き出し祭りに参加してみるってのも一興かも?)
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