クランクアップ

エッセイ的ひとり言

作品作りというのはマラソン距離でトライアスロンをやるようなもので、途中何度も心が折れそうになる。
その度になんだかんだもがき続けて乗り越えるわけだけど、だからこそ、完成したものを通しで見た瞬間の「――――――っ」という感覚はひとしおだ。

……もう少し表現の仕方があるんじゃないかって?
それはまあそうなんだけど、こればっかりは「実際に味わってみてほしい」というワガママもあって〝「――――――っ」っていう感覚〟くらいの表現に留めておきたいな、なんて。
(というかモノ作りに限らずそういう感覚はみんな経験済みだと思う。難しいプロジェクトがどうにか走りきった後とか)

前置きが長くなったけど、本日ようやく『変性神姫アイリステラ』が完成した。
現在はDLsiteに申請済みで、何事もなければ12/18日(土)の0時――つまりは事実上、金曜の夜中に販売が開始される。
本格的に構想を始めたのは10月の末だったので、大体二ヶ月弱でどうにか走りきったという状態である。
結構時間かかったなぁ……という感触が自分の中にあるから、振り返ってみると「意外に早く完成したな?」というのが正直なところだ。

まあ、そう感じているという事は色々な面で改善できるところがあったという事でもある。
前作の『子宮堕とし――勇者パーティのエルフ娘が魔王の配下に堕ちるまで』に比べれば内容も作業工程も数段ブラッシュアップしているけれど、だからこそ見えてきた更なる改善点や挑戦できる点もまたあるのだ。
というわけで、次の作品はその辺の改善点をしっかり盛り込んでさらにパワーアップさせていきたい。

 

さて……作品紹介等の内容的な部分は発売後の記事で書くとして、今ボクが気になっているのは「今回はどういう風に受け取ってもらえるんだろう?」という点だ。
自分の中にあるエロの欲求をTSに絡めて詰め込んだ結果は、はたしてどういう風に届くんだろうか。
このドキドキ感はノベル時代から変わらない。

あと、正直ベースで話をすれば、前作の販売本数は果たして超えられるか……? というのがボクの中での一つのラインでもある。
これは前作が予想以上に多くの方に手に取っていただけたというのもあるのだけど、それ以上に、TSモノの母数がそもそもそんなに多くないというのが大きい。

――TSモノのCG集で100本超えるというのは相当厳しい。

それはTSを題材にすると決めた時点で分かっていた事で、TSモノのCG集において(ロングテールに入らない期間で)100本というのは本当に難しい。
逆に言えば、その状況でもしそこを達成できれば、また一つ階段を登ることができたと考えることもできるだろう。

不安がないと言えばウソだ。今こうしてキーボードを叩いている手も震えている。
クオリティ的には十分戦える領域にあると思っているし、モザイクかけや最後の通しチェック等で我慢できずに抜いた回数なんてもう覚えてないけれど、だからといって他人がどう感じてくれるかなんて蓋を開けてみないと分からない。
作品というのは結局、他者の目に触れて初めて反応が返ってくるもので――だからこそ、送り出す時には怖いんだ。

 

ともあれ、完成した以上はよくも悪くもボクにできるコトはもうない。
人事は尽くした。
後は天命を待つだけだ。

願わくば、一人でも多くの人に〝刺さる〟作品である事を――

 

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えろんのかんづめ

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