ノクタのアカウント名元に戻したよ、って話

エッセイ的ひとり言

別にこんなコトわざわざ言うまでもないというか、そもそもアカウント名が変わってたコトなんて知らない人しかいないと思うんだけど、実はここ半年だか一年以上くらい? ノクタのアカウント名を変えてた。

いや、変えてたというか、もう二度と元に戻すつもりもなかった

だから正直、今回こうして再び〝HNAK-XR〟の名を冠させたというのはボクにとっても想定外の出来事で、だからこそ少し気持ちを纏めておこうと思った次第だ。

そもそもなぜ変更したのか?

さて、元に戻した理由の前に、そもそもなぜ変更したのか? という部分について触れておく必要があるだろう。
ただこの理由は簡単で、HNAK-XRからノベルの部分を切り離したかったからだ。
要するに、ノベル書きとしてのHNAK-XRと完全に決別し、イラスト描きとしてのHNAK-XRとして新しく道を切り開いていくという宣言のようなモノだった。

そんなんせんでも別に名前残しといたってよくない? と思うかもしれないけれど、イラスト頑張る!! という意気込みに対して評価されるのはノベル時代の代物ばっかりで、明らかにノクタ経由でフォローしていただいてるなぁ……と分かるアカウントの方しか新規フォロワーが増えないという現実はなかなかに心にクるものがある。

どこまで行っても評価されるのはノベルばかりで、ノベルの時と比べれば比較にならないほど時間と熱意をかけて必死に改善点を探しながらもがき続けているイラストに関しては鳴かず飛ばずの成果。
それが才能や適正の違いと言われればそれまでで、「お前イラストの才能ないからノベル書いとけばいいと思うよ?」という指摘は的を射ているんだろう。

ただそれが分かっていても、ボクがやりたいのはイラストであってノベルではない。

だから必死にイラストを描くんだけど、もとより適正がないからいつだって誰にも見てはもらえない。
たまについったのフォロワーさんが増えたとしてもノクタ経由。
正直気が狂いそうで気が狂いそうでたまらなかった。

前にも書いたけど、「お前さえいなければ!!」ってイラスト描きの自分がノベル書きの自分に絶叫かましたコトは一度や二度ではないし、実際の言葉としてリアルに叫んだコトだって何度もある。

そんなわけで、諸々精算する時かそれから少し経ったあたりでノクタのアカウント名を変更して、そこから先は一切ノータッチを貫いてきたのである。
つまりイラスト描きとして心機一転……というよりは、もっとドロドロとした切実な感情でボクはノベル書きとしての『HNAK-XR』を切り離したし、だからこそもう一度HNAK-XRの名を冠させる日が来るなんて夢にも思わなかった

じゃあ、なぜ切り離した自分を今掬い上げたのか?

先に答えを言ってしまおう。
AIイラストがDLsiteに溢れ返り、受け手側の評価基準における〝付加価値〟の比重が大きくなるコトが見込まれるから、だ。

ボクのAIに対する考えというのは前の記事に書いた通りなんだけど、その時一つ抜けていた視点があった。
それが「AIを用いたイラストによる粗雑な作品の大量投稿」で、言わば〝悪貨が良貨を駆逐する〟という時代の到来である。

今はDLsiteもFanzaも一応の指針を出したけれど、これはAIの排除を目指したものではないし、現実問題そんなことが出来るはずもない。
だから「AIを用いたイラストによる粗雑な作品の大量投稿」という時代は必ず来るし、その際に買い手側はイラストの上手さ以外で価値を見出す力が否応無く要求されるコトになる。
というか、もしそうならなかったらまさしく〝悪貨が良貨を駆逐する〟という最悪の事態なので、その時は同人CG集という文化が終わる時かもしれない。

いやまあそれはともかく、ここでのポイントは「買い手側の、イラストの上手さ以外の価値を見出す力が増す」というコトだ。
これはつまり、今までCG集というのはいの一番にイラストの上手さというのが見られていたけど、これから先は単なるイラストの上手さの比重が下がり〝抜けるか抜けないか〟や、それ以外の付加価値がシビアに見られるようになる、という予測でもある。

イラストの上手さ以外の付加価値――そう、例えば、〝堕ちモノとしてきっちり詰められたストーリーテリング〟とか。

というわけで、ボクはすっぱり切り捨てた〝ノベル書きとしてのHNAK-XR〟を掬い上げるコトにした。
ノクタでそれなりにちゃんと〝ストーリー〟が書けた人間なら、CG集でもちゃんと〝ストーリー〟が展開できるのでは? というのはおおよそ的外れな予測ではないだろうし、だからこそありがたいバフになる。
今まではイラストの上手さや〝味〟が重要視される世界だったけど、これからは〝それ以外〟も評価軸に乗ってくるしウェイトも大きくなる(と予測される)んだから、意地を張って切り捨てるより吸収した方が得だろう。

――そしてなにより、最近はイラストを投稿するとpixivのフォロワーが増える。

何を言っとるんだお前は? と思うかもしれないけれど、これはすごく、すごく重要でありがたいコトだ。
だってノベルを切り離した時にはイラストを投稿してもpixivのフォロワーはぴくりとも動かなかった。
それからそれなりに時間が経って、今は本当にありがたいことに、イラストを投稿するとpixivのフォロワーが増える。ちゃんと増える。〝無反応〟というコトは無くなった。

イラストはイラストとして見てもらえる場所にようやく立てた。

だから、今の〝イラスト描きとしてのHNAK-XR〟は〝ノベル書きとしてのHNAK-XR〟を冷静に受け入れられると思う
そんな下地があるトコロに今のAI旋風が吹き荒れたので、じゃあ〝ノベル書きとしてのHNAK-XR〟を拾い上げるかと決断できた……みたいな、そんな話だ。

次のステージはどこにあるんだろうか

とまあこんな訳で、一応それなりにちゃんとした(?)理由と共にノクタのアカウント名を元に戻した。
だからと言って何かが変わるわけでもないけれど、将来的にはなんらかの形でプラスになってくれればいいと思っている。

……まあ、相変わらずノクタの運営は腐ったままで、肝心要の〝DLsiteへのリンク〟ができないから辟易しているのだけど。

次のステージは未だに見えないけれど、AIイラストの登場で否が応にも盤面はぐちゃぐちゃになった。
その中で自分なりの〝エロ〟をこれからも追求していきたいところだ。

 

 

ではでは。
皆様よいオナニーライフを……!

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