好き≠時を忘れられる、という図式

もともとスマブラを買う気は無かったのに買ってしまったのは職場で話題に出るのが耐えられなかったからなんだけど、そこから訪れた初めての三連休……というか有給を使っての四連休、もうひたすらスマブラとゼルダをやり続けるという日々になってしまった。
特に、この三日間(23-25)のプレイ時間とか正直考えたくない。
寝る時間も食べる時間も削ってプレイするとかいつぶりやねん、って話。

で、最近はなんのかんのこういう無茶はしていなかった、というかできなかった。
年取ったなー、なんて思ってたけど、今回できちゃったから、どうも年を取ったからというのは違うらしい。
そうするとそもそもゲームに触れてこなかったからってのもあるとは思うんだけど、そもそも最近ゲームをやってなかったのも「やってるうちに苦痛になってくる」というのがあったからで。
エクシリアとかライトニングリターンズとかね。ライトニングさんの方は結局クリアしてないし、エクシリアはかろうじてクリアしたけどエクシリア2のほうは超序盤で投げた気がする。

まあ、そもそもこいつらもふっるいゲームだけどね(笑
要するにこの辺くらいからもうゲームはやらなくなって、この前DQ10やった時にはそれなりに自制心も働いたから、年取った……というかまあ、大人になったんだなぁ、なんて思ってたけど。

そんなことなかったわ(恥

ということは単純に面白いゲームをしていなかったからか、そもそも単純にゲームを面白いと思えるような精神状態じゃなかったか、だろう。なんとなくどっちも掛け合わされてる気がするけど。
何にせよ、やろうと思えば今でもこれくらいのことはできるらしい。

ただそうなると、どうしてそういう感じで創作に充てられないんだ、っていう疑問がふつふつと湧いてくるんよね。
まあ、冷静に考えたらそもそも今までの人生でゲーム以外にそういう無茶苦茶な状況に陥るような媒体は無かったわけだから、なんでもクソも無いっちゃ無いかもしれないし、ボク自身そこまで熱中できるもんじゃなきゃ趣味と言えんだろー、くらいに思ってはいたんだけど。

ふと思ったのは、別にそうでなくともいいんでない? ということで。

そもそも、そこまでぶっ通しでやったからにはゲームが好きなの? と聞かれると、別に嫌いではないけど昔ならともかく今はそんな真剣になってやろうとも思わないんすよ。
というか、ゲームが好きな人はそこでゲームの世界を全力で満喫しようとするんだろうけど(今回のゼルダとかはまさしく色んな所に行く楽しみがある)、ボク自身はむしろ消費することしか考えてないのよね。有り体に言ったらエンディングに到達することしか考えてない。

だからエンディングを迎えさせすれば一気に興味は冷めてしまって、これを書いてる現在でもうスマブラにもゼルダにも大して興味はなかったりする。
これはボクがオンラインゲーやソシャゲに馴染めない原因の一つでもあって、エンディングがないとそもそもやる気が起きない、みたいなところもある。
その後また同じゲームに戻ってくるかは運次第みたいなところもあって、二度と起動しないこともしばしば。

熱しやすく冷めやすい、とはこのことで、ゲームは確かに無茶苦茶なことを平然とボクにさせてしまうけど、それは一時的なもので継続するもんではないんよね。
だから趣味かと言われると当然のようにNoだし、正直しばらくゲームはやらんでいいや、みたいに思ってる。今回こんなけやったのも、五年近く真面目にゲームをやってなかった反動と言われたらしっくり来る。

で、ところが、創作活動はじゃあどうなん? と言われると、ゲームの時みたいに無茶苦茶なことはできないんだけど、「もういやじゃー!」と思っても不思議と数日後にはキーボード叩いたり絵の練習したりしてるんよね。
一週間あけるとか、正直今の自分には耐えられないレベルでなんかやりたくなってくる。
っていうか、TOEICのために英語やんのはほんともう苦痛で苦痛で仕方ないのに、絵の基礎体力をつけるために骨と筋肉を描くっていうのはちゃんとやり遂げたし、今も一生懸命骨と筋肉の名称覚えようとちょくちょく確認もしてる。

だから、そういうふざけたレベルで熱中する事っていうのは自分が好きだということに対して指標にはならんのだろうなー、なんて思うんよ。
そもそもそのレベルで熱中するのをずっと続けられるならその道のプロになってるはずだし。
だから、よくある「時を忘れて熱中できるのがアナタの好きなことです!」みたいな話、結構怪しいよねって。
むしろ「気がついたらそれをしている」「色々あってもそれをしようと戻ってくる」「なんだかんだ言いつつ、それをやってないと不安とかひっかかりがある」っていうのが本当に好きなことなんではないかと。

そういう風に考えると色々とぐっと楽になる。
そりゃーまあストイックに打ち込めればそれに越したことは無いけどそれは難しいし。
でも、自分が創作活動が好きなんだ、ってことくらいは自信を持っておきたいし、それを「時を忘れて熱中できない」から違うって考えるのはあまりにもったいないというか浅慮だよなー、なんて。
そんな風に、時を忘れて没頭した挙げ句「やっぱゲームやるとダメだわ……」と落ち込みながら思うわけです。
(こうして落ち込んでる時点で、ボクはゲームが趣味にできるレベルで好きというわけではないんだろう)

コラム的覚書
えろんのかんづめ

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