先に進んでゆく人たち

ボクがノクタに投稿を開始したのは2016年の10月で、ついったを始めたのは2017年の1月だ。
だから、それからもうすぐ三年が経とうとしている。

この三年間で、色々なことが変わった。

でも変わったのはボクではなくて周りの人達で、当時同じ様にノクタに投稿していた面々は、けれど今では半分かそれ以上くらいノクタから離れている。
しかも、離れただけじゃなくてそれぞれの道を見つけている。
すごい人達だなぁ……と思うと同時に、同じ三年間で自分が何をしていたのだろうと思うと虚しくなるのも事実だ。

もちろん他人と何かを比べたって仕方がないし、自分は自分だというのは分かっているけれど。

実際、ボク自身はどうしても他人と何かをするというのに前向きになれなくて、創作スタイルは他人を満足させるためでなく常に自分の興味を満たすためでしかない。(フィネアは唯一の例外)
だから必然的に向かう場所は違ってくるんだけど、それでも、同人のライターとして何かするという道は、多分上手く立ち回ればあったんだろう……とは思う。
そこに意義は見出していなかったし、実際今でも「やるんだったら自分で1から企画して自分で全て終わらせる」というスタンスなのは変わっていない。

だからまあ、なおさら比較したって仕方がないんだけど。
それでも、この三年で自分がしたことってなんなんだ? っていう疑問とか不安とかがあるのは致し方ないというか、全部が全部綺麗に割り切れないというか。
ボクはいつまで助走を続けていればいいんだろうか、という単純な問いかけに対する答えを持っていないというか。

大体、考えてみればDLに進出したのは10月末だから、すでにあれから2ヶ月経っている。
のに現状何か成果としてオープンになっているものがない。
危機感が無いってことなんだろう。あるいは目標と呼べるものがないのか。
自分が何をしたくて何を目指しているのか、っていうのが、結局の所曖昧なままで、それがずっと続いてきて今に至っているから何かを成し遂げることができていないのだとも思う。
この辺、いまリアルでぶち当たっている問題と一緒だ。なんとなく生きてきて、なんとなく日々を過ごしてきて。
そのなんとなくの行き詰まった先が今の状況。ぶっちゃけリアルでも創作でもどん詰まりの行き止まりにたどり着いてしまっていて、あとは窒息を待つ状態……っていうのが一番近かったりする。

負荷さえかければ成長できるんだろうか。
けれど、じゃあそこにかける〝負荷〟ってのは一体何なんだろうか。

依頼をこなすとかそういう話ではない気がする。
それともそういう話で解決するもんなんだろうか。自己証明し続けるという意味ではそれも一つ正解な気がしないでもない。

――ああ。もしかしたらこの虚無感は、自己の存在証明が曖昧になっているからなんだろうか。

そんな気はする。
リアルはもう、どうしようもないほどに絶望的だし。
創作にしても〝創り続けることで自分を証明し続ける〟というほど崇高でストイックな存在にはなれない。
ボクはどこまで行っても凡人で代えの効く存在なんだから。
そうありたくないと思いながらも、現実という巨大な抵抗に対して抗えるほどの力を持っているわけではない。それほどの覚悟があるわけでもない。

それに実際多分、もっと小さなところでいい。
一日1000字は書く、とか、どれだけ忙しくてもしんどくてもゲームやりたくても一日一時間は創作に向き合う、とか。
そういう所に目標を定めて、次に具体的にいつ同人誌を出すかを決めて。
そうして少しずつ目標を大きくして一つずつアウトプットを増やしていく、存在証明を積み重ねていく。
凡人であるボクができるのはその程度で、あの人達のようにはなれない。
でもこのまんまくすぶり続けているというのは、それは単純に嫌だ。

だから、漫然と生きてきた今までにさよならして成果を出せるように。
まずは目標を具体的に定めよう。そしてそれを達成しよう。
……ひとまずは今日のFantia更新分。ライザやりすぎて未だ完成していない本文を完成させるところから始めないとな。

備忘録弱音とか
えろんのかんづめ

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