ボクは割と収集癖というのがあって、特に本に関しては一期一会と考えているフシもあり「お、この本いいな」と思ったらとりあえず買うという癖がある。
なので下手に本屋に行くと一万円以上使ってしまって、しかも買うだけで満足して積んでいる事もざらなので、よく使う本以外は買ったことすら忘れているなんてこともしばしばである。
さて、先週くらいの話。
機械姦絵を描くにあたっていい加減「エロい機械のデザイン」について真剣に考えるべきだと思い、昆虫とかの図鑑を適当に見繕ったり、「機械の描き方」系の本を買ったりしていた。
その中で「これ前から気になっているけど、確か試し読みした時中身が期待通りな感じじゃなかったんだよなぁ……」と思って買わなかった本があった。
そして翌日、いい加減本棚を増設せねばと適当にカラーボックスを見繕って組み立て、今まで本棚にある本も整理して移し替えていた時に気づいたのだ。
「この(前から気になっているけど~の)本もう買ってんじゃん」と。
人間の記憶というのは不思議なモノで、その瞬間、もう思い出せないくらい前に今回と同じように「試し読みして期待通りな感じじゃなかったけどやっぱり気になるから買うかぁ」と買った、その時の流れをはっきりと思い出したのである。
ともあれ幸いダブって買った本は無かったのだけど、整理をしていく過程で出るわ出るわ「そういやこんなん買ったなぁ」の本達。
しかも、最近特に大きな悩みだった「ネットで検索してもロクな資料に当たれない」問題に対して、自分が求めている系列の情報が載った本が次から次へと出てくる。
……おまえ、今まで資料集めにかかっていた時間なんだったの?
と、結構真剣に頭を抱えた。
それくらい素晴らしい数の資料が出てくる出てくる。
もちろん今まで描こうと思ったことのない系列の資料はないのだけど、逆に言ったら、今まで描こうと思った事のある系列に関しては何らかの資料が、しかもネット上のモノとは比べものにならないくらい「自分にとって欲しい」情報のまとまった資料がすでにある。
た、宝の山やんけ……。
なんで今までこれを有効活用してこなかったんだろう? と考えて、一つ「ジャンルごとにまとまっていなかったから」という仮説に辿り着いた。
これは、よく使う本こそ目に入る箇所にあったけど、そのせいで「ここだけ見ればいい」状態になってしまっていて、いつの間にかそこ以外にある本に関しては完全に意識の外になってしまっていた。
要は、有用な本がすでにあることを思い出せないような作りになっていたという事である。
そんなわけで、一週間の半分くらいを使って本棚(特に資料周り)を整理し、ジャンルごとにある程度まとまるようにした。
ポーズ集ならポーズ集、技法書なら技法書、衣装カタログだったら衣装カタログ、みたいな。
こうすると、「こんな情報載ってる本なかったっけ?」という時に一通り関連書籍が目に入るので「あー、この本に載ってたかぁ!」という感じで見つけられる。……気がする。
まだ運用を開始したばかりなので効果のほどは分からないんだけど、これで少しでも欲しい情報にピンポイントに出会えるようになれればいいんだけど。
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