FF12を20年弱ぶりくらいにやった感想とか

エッセイ的ひとり言

結論:アーシェはエロい

さて、FF12の発売日というのは2006年で、確かほぼリアルタイムでやった(家には今でもポーションのケースがある)からプレイするのは18年ぶり位ということになる。
まあ正確には当時はオリジナル版で今回はゾディアックの方なので、そういう意味では別ではあるのかもしれないけれど。
プレイ自体は大灯台でやめたんだけど、せっかく時間をかけたんだからアウトプットして思考をまとめておきたい。

※当たり前だけどネタバレ全開です

 

クソゲーか? 良ゲーか?

大灯台までやって思ったのは、やっぱりクソゲー寄りだよなぁという感想である。
ただ当時は「ただクソゲー」という感想だったけど、今やり直してみると「ストーリーは面白いっちゃ面白い(が、盛り上がりと規模感に欠ける)」という感想になった。
とにかくFF12というのは何でもかんでも「ぬるっと始まってぬるっと終わる」せいでテンションが常に一定で、プレイしていて高揚感とか爽快感とか、そういうゲームとしてのインタラクティブな部分が弱いのだ。

それが一番分かりやすいのが戦闘で、これは元々オンラインゲームを意識しているからというのはあるんだろうけど、とにかくなんか知らんうちに始まってなんか知らんうちに終わる
しかも、当時は画期的だと思ったガンビットも今やるとあまりに融通が利かず、結果、これなら普通のAIの方がいいのでは? と思ってしまった。
とりわけ最近ユニコーンオーバーロード(あっちは作戦を二つ組み合わせられる)をやった関係で。
まあ、20年近く前のゲームにそれを求めるのは酷ではあるけれど。

話を戻して、とにかくこの、よく言えばシームレス感、悪く言えばメリハリのなさというのはエフェクトにも徹底していて、いつ、なんのダメージを食らったのかがとにかくわかりにくい。
わかりにくいけど、ガンビットがぬるっと解決するのでこれまた知らないうちになんか終わっている。
結果、戦闘は見ているだけになりがちで楽しみも何もない

ストーリーにしても規模が非常に小さくて(ある大陸の、大国とそれに隣接する小国の話)、変なリアリズムがある。
その分中身というか細かな機微の部分は濃厚でだからこそ大人になると面白い部分を理解できるのだけど、表面上で軸になっているのは「復讐するのかしないのか?」でそれほど面白みはなく、ヴァン自体が「主人公一行になぜか付いてきている一般人」というコンセプトなせいで構成として承承承という感じで、これまた「ぬるっと始まってぬるっと終わる」になる。
結の字が小さいのはわざとで、初見の時「え? これで終わりなの?」と思ったけど、プレイし直してもやっぱりそうだった(今回は大灯台から先は動画で確認したという形だけど)。

FF12の話というのは「これからどう面白くなるんだろう?」と思っているうちに、ぬるっと終わるのだ。

もっとも、FF12のストーリー構成として「ヴァン(とパンネロ)が一般人」というのはアーシェの心境変化に対してとても大事で、それをやるファクターとして「ヴァンを主人公に」というのは理に適っているというか理解はできる。
ただし面白くはない。とにかくFF12の話というのは「物語的な盛り上がりがない中で各キャラクターの細かな動きや表情などを見て、そこから情報を読み取って補完する」ことでようやく面白くなる類いのもので、「物語」として面白い訳ではない。

さて、そんなFF12でひたすらに苦痛なのがボス戦である。
そもそも戦闘がつまらないんだからというのはそうなんだけど、そこに対し持ってきた回答が「HPが減るとめちゃくちゃに強化されます」とか「開幕からすさまじいスピードでMPが減ります」とか「ピンチになると全回復します(ようはベホマ)」とかで面白みもへったくれもない。
超強化された攻撃力で即死させられながら、ヘイストよりさらに凶悪なスピードで「ずっとオレのターン」で殴られ続けるのほんとに意味が分からん。
ギルヴェガンの入り口にいるお前だよ、お前。
強化が入る前にミストナックで残りHPを削りきらないと全滅って、ボス戦における戦略とか戦術ってのはそういう話じゃないぞ?

そこに輪をかけてストーリーにメリハリがないから、道を進む→エリア最後にボスが出る→倒すの繰り返し。本当に、ただひたすらに繰り返し。
ストーリー上でなんかの目的を持ってボス倒したのって、ミュリンを助ける時くらいでは?
遺跡の奥にいる召喚獣とかは「いたから倒した」で、各道中にいるボスも然り。大灯台は論外。

と、まあこんな感じで。
クソゲーか良ゲーか? と問われれば、個人的にはクソゲーだと思っている。
とにかく「ゲームとしてのインタラクティブ性も、爽快感も達成感もない」というのが個人的な評価だ。
ストーリーは深く見れば面白い、というのはそれはそうなんだけど、深く見なければ面白さが受け取れないというのもそれはどうなんだ、みたいな。
いやまあ、それを言ってしまうとFF8もなんだけど(ボクはFF8は大好き)。

あと最後に一つ。

大灯台を面白いと思って作った人たち、あなたたちは本当にアレを面白いと思って作ったの?
当時も地獄だったし、今やり直してみてもやっぱりただひたすらに苦痛だったよ(だから今回はそこでやめた)
いやまあ、それでもFF13のテージンタワーとかラスダン、FF15のバイオハザードよりはマシかもしれないけど……。

もう少しポジティブな意見はないの?

最初に述べた通り、アーシェがエロい
いやほんと、アーシェがエロい。もうここだけで価値がある。

いや、考えてみてもほしいんだけど、アーシェって未亡人なのよ。
未亡人で、(物語の)主人公なのよ。
しかも復讐に取り憑かれているのよ。

もうその設定だけでエロいじゃん?

IFを考えるだけで数個はシチュが作れそうなほどにエロいじゃん?

アーシェが帝国チンポに堕ちる話とか普通に見たいもん。
というかFF12が発売された直後とかには絶対あったでしょ。
Pixivで探したけどアーシェはさすがに枚数なくって悲しかったよ……。
その上あの格好よ?
まじまじと見てみて胸を張って言えるけど、アレでパンツ(下着)履いてるとか無理あるよ?
紐パンだとしても多分上のスリットに紐見えてしまうし、下のスリットも深すぎて、ベルトが少しずれるだけで紐が見えてしまうのは確定的だもの。

それを避けるには、そう、ノーパンしかない。

アーシェのパンツは赤だ! とか言われてるけど、それは実際の所温泉の謎の光と同タイプのモノで、本当はノーパンなんだと思うんだよね。
ラスラの趣味とかなんだろうか。未亡人としてそれを守ってるとかでもいいし、単にアーシェが変態なだけっていうのもいい。

なにせそもそも、冷静に見ればあの肩紐がブラジャーの一部なのは明らかで、上はブラジャーガン見せ、下はノーパンという痴女も真っ青のスタイルでいるのがアーシェとかいう女なわけである。
エロいったらありゃしない。
なんだったら、帝国兵に調教されてそういう性癖と倫理観に仕立て上げられた、とかでもいい。
普段は毅然としてるけど、常にやらしい視線にさらされることでいつでも子宮をきゅんきゅんさせてる……とか、もうそういう方向でいいんじゃなかろうか。

一応もう少しまともなこと言っておくと、槍装備させたときにくるって一回転するのがかわいい。
逆に刀は死ぬほど似合わなかった。

あと、月並みだけどヴィエラ族がエロい。
特に白ヴィエラのケツ
Tバックみたいなハイレグバニーガールに、羽と貝殻を足して2で割ったようなアクセサリーが尻尾的な位置に付いているの。
何食べたらそんなデザイン思いつくんだ? というか、それで平然と街を歩いているのが素晴らしい。

その他、ラバナスタとかビュエルバの街の見た目は素晴らしいと当時も今も思ってる
とくにビュエルバの「ザ・ファンタジーの空中都市」な見た目は、見たことがなければ一度見てほしいくらいに素晴らしい。
「ファンタジーの空中都市と言えばこれだよこれ!!」って、何の根拠もなくそう納得できてしまう力がそこにはある。

この、いかにもファンタジーな世界に飛空挺や飛行戦艦といった機械が入り交じっていて、FFらしい「剣と魔法と機械の世界」がFF12は見事に表現されている。
このバランス具合は全シリーズ(11と14、あと16はやったことないけど)通しても抜群だと思う。
対抗できるのってFF6くらいなのでは? FF16ももしかしたらかもだけど(FF16はPC版出たみたいだし、年末くらいにやってみようかな)。

まあなので、FF12は世界観というか、デザイン的な部分は本当に素晴らしくて、魅力がある。
ゲーム的な面白さは置いておいて、そういう世界を味わうという点では良ゲーなのかもしれない。

エッセイ的ひとり言備忘録
えろんのかんづめ

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