あんまり創作論みたいのをついったで言いたくないってのもあって基本はスルーするんだけど、今回は自分から首を突っ込んでしまったあげく踏み込みすぎた……。ちゃんと自重しないといけないね……。
それはそれで反省しつつ、ともあれこの話題自体は一度は触れておきたいし……、ってことで「インプット」と「インスピレーション」の個人的解釈を。
さてさて、インプットって言葉だけど、この言葉、結構間違って使われてるなぁ……っていう感覚が自分の中にはあって。
(もちろん〝間違って〟ってのは超個人的な感想ですよ)
っちうのも、とりあえず作品に触れるかぁ……って行為に対して「インプット」という言葉が当てはめられてる事が多い気がしているんね。
ただこの「とりあえず作品に触れるかぁ……」ってのはインプットっちゃインプットだけど、もしほんとにそれが「インプット」として意味を持つなら沢山本読んだ人はアウトプットさえ鍛えればスラスラ物語が書けるって話になるわけで、実際にはそんなことはない。
色んな作品を読んだり触れたりすることは基礎体力的な意味で凄く大切だけど、それはその後アウトプットする時に閃き(インスピレーション)として出て来たり、「これはもうほかの人がやってんなぁ……」って判断したりするものであって、基礎体力以上の意味はない。
例えばついったなんかでいいシチュとかえっちぃイラストとか見て「うぐぁああっ!! これすげー好き!! 書きたい!!」みたいのはいっぱいあるけれど、それを〝インプット〟と言うかというとそうではなくて、それはあくまで〝インスピレーション〟で、それを受けて自分なりにこうしよう! ってなるものというかなんというか。
んじゃあ、インプットって何よ? っていうと、結局の所細分化と落とし込みなのよね。多分。
だからインプットをするためには一度読んだり見たりした絵の方がいい。(というかボクの個人的所感だと、新規物に対して〝インプット〟はできるはずがない。それはインスピレーション)
んで、それを細かく見て、どこがどうエロいのか(ないしは面白いのか)が分かるくらいに自分の言葉に落とし込んでゆく。
この時、「これは大してエロくない(面白くない)」っていうのも分析する。
♡も淫語も使ってる。でもエロくない。なんでだ? みたいな。
〝なぜエロいのか〟を知るのも大事だけど、それと同じくらい〝なぜエロくないのか〟を知るのも大事というやつ。
エロい理由が分かれば〝そうすれば〟エロくなるし、エロくない理由が分かれば〝そうしなければ〟エロくなる。
これは別に文章表現だけじゃなくってシチュでもおんなじで、悪堕ちってのはエロいけど何がエロいんだ? みたいのはボクは常に考えてて、それの副産物としてついったで呟いてるのがぽこぽこ生まれては淘汰されていく、みたいなそんな感じ。
触手ってエロいけど、じゃあ触手のエロさってのはどこにあるんだ? ってのもいっつも考えてる。暇な会議中とかも(ぇ
すっげぇエロい触手モノ見つけたらそれを一生懸命研究(インプット)して、ああでもないこうでもないと練り回してる感じ。
そうして練り回して、じゃあ書いてみるか……! ってなってアウトプットに繋がる。そしてうまくいってもいかなくてもまたインプットに戻る。
巷で言われる「アウトプットとインプットが表裏一体」ってのはこういうことで、闇雲に新しいのに触れりゃいいってのは一見インプットっぽいけど実のところインスピレーションにすぎないから違うっていう、結論としてはそんな、先人が散々指摘してきたよく聞くお話。
ちなみにボクはちょっと前「パースがさっぱり分からん」みたいな話をしていたんだけど、それから意識してそういうのを見るようにしていたら少しづつ「ん?」と思えることも増えてきた。
これは多分「こういうふうに意識しながらモノを見るっていうのが要はインプットだ」ってことの一つの証拠(それまで沢山見ててもさっぱりだったしね……)であって、気をつけなきゃインプットも何もないっていう、ほんとこれも色んな場所で言われ続けてることに帰着するんよな……。
いやまあだから、こんなこと世の中の作家さんは全員当然のようにやってると思うし、だからこそエロい(ないしは面白い)んだと思う。
(ゆえになぜ今回スルーできなかったんだという後悔ががが……)
大体そもそも論として、インプットとインスピレーションの違いっていう感覚自体は割合最近身に付いたものなので、結構前の記事だと平然とインスピレーションの意味でインプットって言葉を使ってたりする(汗
つまりボクは今までこの辺のサイクルを結構適当にやってた感もあるので、今回文章化したし、より一層意識しながらやってきたいとこではあるよねっていう、そんな感じの忘備録。
ようやく諸々一段落したしね(´・ω・`)
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