百合に尊さを求めれば求めるほど、そこからエロさは削ぎ落とされてゆく

あくまでボクがエロく感じるかどうかの基準だけどね。

はい、というわけで姫初め2018参加作品『先輩OLさんが後輩ちゃん(♀)と大晦日にゲームしてたら年越してて、そのまま食べられちゃって何度も何度もイかされちゃうお話』をノクタに投稿いたしました。

ほんと頭悪いタイトル。長編には絶対つけないね。
まあ短編っていうのは一番エロ漫画に近いスタイルなので、凝ったタイトルとかつけても仕方がないっていうのが持論。
短編で凝ったタイトルつけるようなストーリー性のある話書くんだったらノクタじゃなくていいよねっていう。
とか言っときながら当初のタイトル案は『百合姫、初め』だったんですが。
どう贔屓目に見たって百合らしい尊さなんて皆無なのでこんなシャレたタイトルはやめて、とりあえず抜き特化ですよとアピールする頭悪い感じになりました。

で、そんなシャレたタイトル考えてたくらいなので当初は一応純粋百合っぽく尊さを出そうと頑張ってたんですよ。
ところがまあちぃっとも筆が進まなくて「いや、これはオレが求めるエロじゃないな」と。
誤解が無いように補足しとくと、ボク自身は尊い百合は大好きです。
ただ書く前は薄ぼんやりと、書き始めてから明確にわかったのは、あの〝尊さ〟というのは絶対不可侵のモノであって、そこに〝性的視点〟が入ってきた時点で完全に崩壊するっていうこと。

要するにね、百合ップルって、手を繋いでいるだけでいいんですよ。
二人で取り留めもない会話をしているだけでいいの。
疲れてそうだなぁ……と思って片方がコーヒーを入れたげて、それに「ありがとう」って言いながら口をつけて「あちち」って言ってるだけでいいの。
仮に情事に及んだとしても、肌が触れてるだけで満足で、そこで恋人つなぎとかしてるだけでいい。
どこまでもお上品。
だから純粋百合による尊い肌の重ね合わせってのはリアルの女性同士の絡みともまた違う絶対不可侵領域に存在している、というのがボクの出した結論なわけ。
性的な姿、有り体に言えば三大欲求の一つである「性欲」を見た側に催させる時点で〝尊さ〟が遠くなっていくの。

もちろん、その尊さを最大限に拾いながら書く人もいるんだと思う。
なんていうか、性的な〝生臭さ〟を全く感じない清流のような清らかなセックスを書く人とか、ムーンなんかには沢山いそうな気がする。
ただ少なくともボクには無理。
大体ボクの主戦場は淫語マシマシんほぉ系、つまりは下品な男性的抜きモノであって、上品の極みみたいな純粋百合の尊い交わりなんて書きようもない。頑張れば書けるかもしれないけど、少なくともそれはさっきも言った通りボクの求めるエロではない。
だからボクに書ける純粋百合はエロが全く含まれない範囲、あるいはエロに入るにしても朝チュンまで。というか朝チュンで互いに裸で恋人繋ぎの手とか超尊いよね←聞いてない

ともあれそんなわけで、当初は純粋百合の予定だったこの物語はあんな感じになりました。
まあいつものノクタヒロイン、というかボクの趣味全開ヒロインです。あんなに激しく手マンされたら多分リアルだと痛いだけかと思います。けどエロいからそれでいい。
あと連続絶頂ね。多分入れようと思えば全部の作品に入れられるくらいにはボクの性癖の根幹ではあろう。

まあいい加減違うヒロイン像とか結べよってなもんだけど、そこは性癖なので多分無理。
この辺は前にも書いた通りで、エロシーンである以上ヒロインは似る。
っていうかリアルでも情事の時(しかもめちゃくちゃ感じてる時)なんて多分みんな似たり寄ったりやろ(暴論

なんにせよ、純粋百合と抜きエロはとにかく相性が悪いことが分かったので、もう二度と純粋百合ックス(尊いやつね)には手を出さん。というか出そうとは思わん。
今回の収穫はそんなところでございますな。

ノクターンノベルズ
えろんのかんづめ

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