媚薬ドリンク、1000ptは乗りそうだけど、どうもそのへんで打ち止めっぽい。
わりかしメインストリームに沿う話ではあったと思うんだけど、結局ボクではその程度ということか。一旦ランキングに乗った後ずっと居続けるタイプの作品とは決定的に何かが違うんだろう。
まあもっとも、ノクタのそこにどれだけの価値があるんかは知らんけど。
いい加減どっかの新人賞(もち健全なやつね)とかに応募して実力を計ってみるのも悪くないのかもしれない。
……けど、ボクは面白い話は書けないんだよなぁ(トオイメ
さてさて、物語を書くといえば、当然みんな考えるのが文頭の難しさというやつ。
こんなもんボクが今更言うまでもなくみんな知ってる話で、正直まがいなりにも小説書いた人なら文頭をどうするかってのは割合に真剣に悩むところだと思う。
極論、ここが上手いと中身がそんなでなくても案外最後まで読めてしまうモノだかんね。
もっとも、〝うまい〟とか〝下手〟ってのはあんまあてになんない、というか単純に好みみたいなところにも左右されるので一概になんとも言えないんだけど。
ボクなんかは割と最初にクライマックスを持ってきて一気に状況を流してしまうのが好きなんだけど、そうではなくてスロースタートでじわじわ引き込んでいくタイプの人もいる。この辺の線引きは難しい。
なのでここで言う〝うまい〟ってのは単にボクが好きな書き出しって程度の意味しかない。
まあともあれそんな書き出しなんだけど、ノクタ作家さんの中でとりわけうまいとボクが勝手に思ってるのはアナルカンさんで、特に『思った以上に透視能力』の書き出しは天才的というか、完成されているというか、一種芸術だと思ってる。
ほんと、どうやったらあんな冒頭が思いつくんだろう……?
無茶苦茶有名な作品で書籍化もされているので内容について特に触れる気はないけど、その文頭の三段落目『とても反省している』がまあ、いい意味で卑怯だというか、ここでクスッと笑ってしまっていい塩梅に力が抜けてスルスルと設定が頭に入ってくる。
普通の作者だったら透視能力が強すぎて云々……って書いてしまう所を見事にウィットを含ませながら書いていて、で、二回目の『とても反省している』で一気に読み手を作品の中に引きずり込む感じ。
やってることは主人公の能力の説明だけなのに、それをこの人が書くとこんなにも面白くて引き込まれるのか、みたいな。
色々参考にしたいんだけど、ここからエッセンスを取り出して自分のモノにするのにはてどれだけの試行錯誤が必要なんだか……。
というか、こんな感じで人を惹きつける文章を書きたいなぁ……。せめて文頭だけでも……と思って媚薬ドリンクの冒頭は軽い感じにしたんだけど、投稿し終わった今見返してみると、なんていうか典型的ななろう主人公だなぁ……っていう感じ。
むしろ無個性。凹む……。
色々と試行錯誤はしていくけど、満足いく書き出しができる日って来るんだろうか。まあ、日々勉強か……。
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