快楽堕ちは洗脳だという気付き

ずーっと、ずーっと考え続けてた〝洗脳エロくなんないよ〟問題。
昨日〝マジカルチンポってなんであんなエロいんだろうね?〟ってのを考えてて、ふっと、ようやく腑に落ちた。

あれ、本質的には快楽堕ちではなくて洗脳なんだ。

たぶんとっかかりはなおで「洗脳されちまってるかもしれない」的なことを言ってたからだと思うんだけど、つまりボクがずっと模索し続けていた〝洗脳って被験体の内面変化を描写しないとエロくないだろ云々〟っていうのはとっくにこの世に沢山あったし、なんなら自分でもガッツリ書いてたわけだ。
ふははは! やむぅ……。

っつーか、いや、だったら納得だわ。
昔〝悪堕ちと快楽堕ちを突き詰めたその先〟みたいのを話題にしたことがあって、一旦それに決着を着けたこともあるんだけど、それでもやっぱりどうにもしっくり来てなかったというか、そうして〝快楽堕ちだと思っていたもの〟を突き詰めようと色々試行錯誤してみてもどうにもエロくなんないというか、〝コレジャナイ〟感が強かったんよね。
昔の自分が書いてるやつの方がエロくね? っていうのも多分この辺で、当時はそういったこと深く考えもせず書いてたからそうなってたんだと思う。
色々思い悩んで最近魔族暮らしのエリシャ辺りを読んだんだけど、その辺、無意識ながらちゃんとやってるしね……。

多分、本当の意味で、純粋無垢な快楽堕ちっていうのは凄く限定されるんだろう。
不倫人妻がいっときの感情に負けて中出しをせがんでしまうとか、そういうワンシーンでしか成立しなくて、それで価値観がごっそり変わる、なんてことはまずない。
一線を越えて突き抜けちゃう、はあるかもしれないけど。
根っこの部分までごっそり変わる、なんてことはありえない。人は人で、連続してるもんだからね。
ゆっくり変わることはあってもごそっと、根幹がすぐ別物に変わってしまうなんてのはファンタジーで、つまりは〝洗脳〟だ。

マジカルチンポってのはつまるところ洗脳のための道具であって、それは射精っていう共通感情を想起できるから最強のアーティファクトっていうだけだ。
だからやろうと思えばチンポじゃなくてもよくって、その辺はきっちり考えていけばエロくできるだろうな、とは思う。

何れにせよだから、快楽堕ちで心の動きを一生懸命深掘りする必要はないというか、心の動きは当然大切だけどそのために色々と状況を整理してとことんまで追い詰める必要ってのは実は無かった。
それをしてもいいけど、すればするだけファンタジー的な洗脳からは外れていって、悪堕ちとか依存とか、そういう側面の方が強くなって性癖から外れてゆく。
その辺が性癖だって言う人はそれをとことん追い求めてほしいんだけど、ボクは洗脳が性癖だからね。
洗脳が性癖だって分かってんのに洗脳でイマイチしっくり来るのが書けなくて「うーん?」と思い悩んでたってのが実情であって、そうと分かればやりようがあるというか、やってやるか、みたいな気にもなってくる。

まあ、そんな感じの気づきだ。
百合姫終わらせたら、サクッとお手頃洗脳モノ、書いてみたいね。

 

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