アイディアってのは出し惜しみしてたって仕方がない

アイディアの出し惜しみって本当に無意味だなぁ、って考えることがある。
どういう時にそんなことを考えるかって言うと、「やべぇ、詰んだ! これ以上話膨らませられねぇ……!!」とか「やっべぇ……前に書いた事とこのまんまやったら矛盾するやん……」って気づいた時にうごぁーー! って気分で布団に潜り込んだりお風呂入ったりトイレで考え込んだりでああでもないこうでもない言ってたらふっと解決策が思い浮かぶ時とかね。

要するに、解決策=アイディアってのは無限に湧き出てくるもんなんよ。
だから後の事ってのはあんま気にせずにその時その時の全力でぶつかっていけばそれでいいんだなぁ、と。
そういえば堀越耕平さんと尾田さんだか岸本さんだか、あるいは尾田さんと岸本さんの会談だったかで、常に全力で先の事のために出し惜しみなんてしてられない、みたいな話があったけど、結局そういうことなんだろうね。

どうしようもねぇ……! と思っても意外になんとかなってしまうもので、ボク個人の実体験としてはミツキの鉄格子オナニーとかヒューリー堕としとかがそうだったかなぁ……。
前者はまあ、ベッドの上でただ悶えさせてるのもなぁ……って感じで考えてる時に天啓のように閃いたんだけど、後者が問題で。

なんでそんなことになったかはそのうち魔族暮らしの裏話みたいのでまとめたいと思ってるんだけど、ともかくヒューリー堕としは当初の予定とは完全に破綻していて。
登場シーンまでは予定通りだったんだけど、堕とし方は完璧に未定だった。
レスト進めてる間に考えつくだろはっはっはー……とか考えてたら思いつかないまんまヒューリー登場しちゃったんだよね……。
さすがにやべえ、どうしよう。このまんまだとほんとに収集がつかねぇ。詰んだ。終わった。
ってな感じであたふたしてたんだけど、そしたらふっとあのネタが降ってきて事なきを得たっていう。

ほかにも色々とウンウン考えてひねり出したアイディアも多い。特に長編というか、魔族暮らしと転生勇者だよね。
ここだけの話、というか多分読んで下さった方は薄々感じてると思うけど、ラピスって最初は完全にモブだったかんね。設定資料にいないもの(笑
名前無しで過ごすつもりだったのにどうしても魔王様とのセックスシーンを入れなきゃいけなくなって、それで急遽あの設定をひねり出したっていう。
そこから前半部に遡及して少し描写を足したんだけど、足しきれずに掘り下げ不足という部分に陥ってしまったわけです。
なので掘り下げたいんだけど、なにせぽっと出なのでそこまで背景を考えていたわけでもないから整合性を取るのに難航している。
とはいえさすがにある程度の概形というかバックグラウンドは投稿する頃には定まっていたので後はそこに肉付けする感じ。
プロット切ろうと思えば切れそうなくらいにはなっていて、魔族暮らしが終わる頃には書いてみたい気もするし、別の長編やりたい気もするし、ってとこか。

で、あと、「このシーンやっちゃうと他の作品でできなくなっちゃうなぁ……」みたいなアイディアの出し惜しみも意味ねーな、と。
これもやってわかったけど、その時になったらちゃんと別のアイディアが出てくるわ。
仮に出てこなくてもその時には描写もうまくなってる(はず)なので前回はうまく行かなかった所に手が届くしで、結局その辺は悩むだけ無駄。
余計なことは考えずにその時に出たアイディアを大事にして突っ走ったほうがよっぽどいいんだな、と。

だからまあ、アイディアの出し惜しみってやつはやらないほうがいいんだと思う。
詰まってもなんのかんの打開策はあるし。余計な出し惜しみして全力じゃない方がよっぽど誰のためにもならん。
むしろ出し惜しむ程度のアイディアだったらそもそも大した価値もない、くらいの心づもりでいいくらいかもしれない。
まあ何にせよ、常にその時の精一杯で前に進むっていうのを今後も徹底していきたいところだね。

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えろんのかんづめ

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