凄く温かいお言葉ばかり頂けたよ（ぇ
さてさて、ちょっと前に『魔族暮らしの次の更新の時に開き直り宣言するしかないよね』みたいなことを言ってまして。
で、数日前の更新の時に実際にやりました。
そしたら速攻で温かいお言葉を頂けて、その後も感想欄とか活報欄で慰めてもらえるっていう。
いやもうほんと、色々ありがとうございます。
で、その時に頂いたのはやっぱり「好きなように書いていいんだよ」というお言葉でして。
結局、作者側のごちゃごちゃとした余計な悩みなんて読者側には良い意味で全く関係なくて、そりゃあ確かに自分だって続きを楽しみにしている話でいちいちそんな細かな事なんて気にするはずもない。
まあ書き手側としては一話投稿するごとに色んな反応というのがダイレクトに見えてしまうので中々割り切るのも難しかったりするんだけど。
前にも書いたけど、いくら一生懸命理屈付けて自分の芯はどこにあるのかというのを何度も口に出していたって、そりゃあ人間なので「あー、この話はいまいちだったんかなぁ……」とか余計な事を考えてしまうのよね。
でも、ボクの場合は読んでくださっている方々にお墨付きを貰えたので。
だから自信を持って、好きにやればいいんだな、と胸を張っていきたいと思っております。
さてそういえば、今日ある作家さんが前より筆が乗らないみたいなことを仰っていて。
咄嗟に、童貞捨てたからじゃ？ 的な事言いそうになって堪えたら他の方が言ってて、やっぱみんな考える事一緒なんだな、なんて思ったわけですが。
というか童貞捨てるとエロ小説書けなくなるっていうけど、実際どうなんだろうね……？
いやそれはともかく、筆が乗らなくなる事なんて山ほどあるどころか活報で開き直ります宣言した身としては何も言えねぇ、と重々承知してはいるものの個人的にはやっぱり、〝余計な事を考えている〟か〝目指しているものが違う所にシフトしている〟かのどっちかではないかなぁと。
余計なことってのは他の方も言ってたけど、いわゆる、ポイントとか評価とか、それが転じて自分のためじゃなくて他人のためになってしまっているってやつ。
これはほんとボクも度々悩まされているので、その度に自分で自分に言い聞かせるしかないんじゃないかなぁ……という気がしている。というか解決策があるなら誰か教えて欲しい（ぇ
ただ正直、これはどっかで折り合いをつけなきゃいけない問題というか、大小あれど全員がぶち当たる問題な気がしていて。
なんでかっていうと多分、原理的にそうなるんじゃないかなぁ、と。
というのも、何も考えず書いてた頃っていうのはロケットで言う所の一段目のエンジンなんよね。
地上から飛び立つためにものすごいエネルギーが必要で、それを突破するのは結局の所自分自身の「やりたい」っていう思いだったりする。
ただ一度飛び立つと今度はその先に進むために二段階目のエンジンに切り替えていかなきゃいけない。
この二段階目のエンジンってのが曲者で、どこで先に進むか、というか目指すものがどこかでうまく点火できたりできなかったりする。
で、ノクタ一本で行くと考えた時にその壁っていうのは恐らく特定のptの壁で、個人的な感触としては、よほどニッチなジャンルじゃない限り1000ptは文章を最低限読める形にしてそれなりの文字数（十万字程度）があれば突破が可能、つまりは技術だけで突破が可能な壁だと思っている。
だからボクは大体何か話を探す時には1000ptを基準にしているんだけど、ともかく1000ptを超えていればとりあえず〝読める〟か〝抜ける〟が保証されているというイメージ。
ただ問題はその先で、そっから先はどうしても他人を味方につける必要（＝大衆迎合。人気主義）が出てくる。
具体的に言うと10000ptの壁。コイツを、ハーレムとか異世界転生っていう条件（要はチーレム）を抜きにして突破しようと思うと非常に厳しい。
現実問題それが行えている作品っていうのは本当に少ない。
おまけにノクタの中にはソレが入っていると明らかに敬遠されるタグも存在していて、〝女主人公〟なんてのはその筆頭候補。
だってトップこそきー子さんの『お姉ちゃんのおま○こは弟のものにされてしまいました』でこれは一万超えているけど、実はその次がハヤカワウカさんの『淫紋魔法姫マキナのビッチな冒険』で8200pt弱くらい。
つまり女主人公タグを引っさげた時点で10000ptっていうのは絶望的に高い壁になる。
で、もう一個の問題が文体の話。
ちょっと前にこういう話があって↓
そんなこと言う人いるんか。『悲しい』っていうのをいかに〝悲しい〟って言葉を使わずに表現するかっていうのが物書きだと思っていたんだけどなぁ……。 https://t.co/09kchexsok
— HNAK-XR@ノクターンノベルズ (@HNAK_XR) 2017年12月8日
実際にノクタで安定的に10000pt超えてくるような人の中にはこんな感じの文体を徹底している人も多い。
誰とは言わんけど。
さてさて、ということはつまり。
ノクタで更に一個上、つまり二段階目のブースターを吹かせようと思ったら、上の二つを意識してモノを書けばいいってことになる。
ただこれ、素で書いたらそういうふうになるっていう人ならともかく、大概の人は自分を殺して大衆迎合のために筆を取るっていう話になる。
ある程度ならともかく、ボクみたいに女の子の視点でエロエロされたかったり、あるいは女の子を主人公に据えてエロエロさせちゃったりしたい人間からするとそんなもん苦痛で苦痛で仕方がない。
おまけに描写は淡白にときた。想像するだけで身の毛がよだつくらいつまらないね。
で、それを続けられるとしたらノクタでてっぺんを取るというよりも書籍化を目指してるってパターンだろう。
そのために研究して、いかにノクタの住人に受けるか考えて努力するっていうのは、ボク個人の感想としては決して相容れない努力だけど、それでもまあ本人がそれを目指すなら別にいい。
でも大概の人はそんなもの耐えられなくなって、何のために書いてるのかなんて分かんなくなってしまうはず。ようは飽きる。筆が進まなくなる。モチベが無くなる…etc.
つまりはこれが一個目の〝余計な事を考えている〟ってパターンの行き着く先。
で、そうなってくると今度は、「いや、ptとか感想とかそんなの関係なく好きなように書くぜ！」っていう部分になるんだけど。
これ自体はボクもそう考えているしまあそれはそれでいいんだけど、問題は、人間は欲張りっていうことなんよな……。
よほど厭世的というか、成長を諦めた人間でない限り、必ず「次はこうしたい」「次はああしたい」っていう欲が出てくる。
で、その欲のはけ口としてノクタが適していないとなると、目標的なものを見失ってしまう。
だって頑張ったって頭打ちなわけですよ。自分の好きなものを詰め込む限りノクタで先には進めないのよ。
じゃあどうするかっていうと、ノクタの外側に目標みたいのを設置するしかない。
そして大概の場合これは、言葉に出さなくてもいつの間にか自分の視点がそこに向いている（今で言うなら、ノクタから外れている）もので、つまりは最初に言ったように〝目指しているものが違う所にシフトしている〟ってことになる。
そして自分の本心が違う所に向いているのにノクタのために頑張ろうなんてできるはずもなく、つまりはやる気なんて出るはずがない。
更にタチが悪いのは、この自分の本心は全く別の所に向いているかも知れないっていうこと。
ノクタじゃないからアルファポリスとかそういう話じゃなくて、いっその事渓流下りとか一眼レフとかスカイダイビングとか、そういう全く関係ない所に向いている可能性も十分にある。
で、ボクの場合はこれもちょくちょく自分で言い聞かせているんだけど、その目標はいつでも「自分にとって最高のエロを追求する」というこのブログのトップの部分に集約されていて、その集大成としてちょっと前にも言ったけど「DMMとかDLsiteとかでイラスト集を販売してお小遣いを稼ぐ」みたいな目標もある。（あと究極的にはBGMとプログラミングも勉強して、RPGとかシミュレーションゲームを作ってみたいみたいな夢もあったりする）
だから色んな表現を求めてエロ小説を書くし、寝かせとくのももったいないからノクタに投稿するし、っていうスタンス。
別にノクタのために書いてるわけでもないので、しばらくはいいや……、みたいな感じで書きたくない日はあるけれど、それでもしばらくすると結局書いてるのは単にエロ小説を書くことが目的ではないからなんだと思う。
まあなんにせよ、経験上何か気分が乗らないっていう時は大抵余計なことを考えているか目標が切り替わってしまっている時なので。
その辺ちょくちょく自分を見つめ直して微修正しつつ先に進んでいきたいところやね……。
何はともあれまずは、〝自分が結末を見たくて見たくて仕方がない〟魔族暮らしのほう、きちんと終わらせますか。
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