紙に書くと止まらない

元々はブレインストーミングでアイデアを煮詰めるか……というつもりで紙に書き始めたんだけど、いつの間にやらブレストからひたすらアイデアを書き連ねていくっていう形に変わり、これが全然終わらない。
次から次へとメモ書きみたいなものがひたすら書かれていって、書いても書いても終わらない。
それが一体どうした。いいことじゃないか、と言われればそれまでなんだけど、今回言いたいのはそこではなく。

タイトル通り「紙に書くと止まらない」という発見についてだ。

で、これどういうことかと言うと、ボクは今までプロットとかアイデアとかも基本PC上に書いてた。
紙に書いても管理がめんどくさいし見づらいし、ってのがその理由だ。
ただその場合、ちょくちょく止まるんよね。
それはキーボードの打ち間違いだったり変換間違いだったり、そうでなくてもキーボードを叩かずに頭だけ働かせてる……って時もある。

ところが今回紙に殴り書きをしていると、とにかくペンが止まらない。
これでもかってくらい書いたのにまだ終わらない。
書けば書くほど他との整合性を取るためのアイデアが湧き出してきて、それを書き留めているうちに捕捉すべき事項に思い至って次へ続く……みたいのを随分繰り返している。
これは正直、自分でも意外というか、びっくりだ。

で、なんでそんな事になってんだろう……って思ったんだけど。
なんとなく思い至るのは、〝書く〟事に対して思考リソースを食ってないからなんじゃないかな、と。
なかなか言葉にし辛いんだけど、例えば会話する時にいちいち口の動きみたいのを意識はしないじゃない?
それとおんなじで、文字を書く時にいちいち余計なことを意識しないから立ち止まらずに先に進めているんじゃないかな、という気がしている。

で、そこでふと思い至ったのが〝ローマ字入力の弊害〟ってやつ。
これは〝キーボードで文字を打つ時に日本語を一旦ローマ字に分解しているから、そこに思考リソースを食われている〟っていう話なんだけど、ボク自身は「そんなもん優位な違いとなって現れるわけねーだろ」くらいに考えていたんよね。
でも正直今は、もしや結構おっきな影響があるのか……? という半信半疑みたいな状態に陥っている。

まあ、だからといってかな入力を覚えようかというと、それは打ち間違いが増えやすいしなぁ……みたいな部分もあって。
大昔(小学生の頃)かな入力をしていた時期もあったけど、結局英語を使う時、あるいはプログラミングとかの時にすっげー不便だからローマ字入力に切り替えた、っていうのもある。
だからとりあえずキーボードは今の所ローマ字入力でいいかなと思うんだけど、アイデア出しはこれから紙でやろうかな、位には心が動いてるんだよね。
ちろん全部が全部紙にはしないというか、最終的に清書する形でPCに持っていくかもしれないけれど、何にせよ一番最初の段階では紙に書くというのは結構、いやかなり大切なんではないか、と。

そんなわけで、もうしばらく紙にガリガリとアイデアを書く時間が続きそう。
最終的にうまいこと一本の筋としてまとまればいいけど、今はとりあえずアイデアを書けるだけ書いてしまおうか。

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えろんのかんづめ

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