ボクがノクタに流れ着いたのは2016年の10月。
ついったを始めたのは2017年の1月。
それから沢山の人達に出会って、今が2018年の9月。
出会った人たちの中には書籍化した人、同人活動に軸足を移した人、FANBOXを始めた人、リアルでの繋がりをどんどん深めていった人……みたいな感じでそれぞれ次の道を進んでいたり、そういったことは関係なく今でも変わらず楽しく作品を作り続けていたり。
ただ共通しているのは、みんな文字を主にしているということ。
文字書きとして出会ったんだから当たり前だよね。
そんな中でボクが選択したのは、絵を描けるようになるということだった。
これは多分、いや言うまでもなくイレギュラーだ。
文字書きってのは純粋に文字を書く・小説を読むのが好きな人もいるけれど、絵が描けないから文字を書いてる、って人も少なからずいる。ボクもどっちかと言うと後者のパターンだ。
前者の人たちはそもそも小説が好きだからその道に進むことに疑いは持たないだろうし、つまりいまさら「絵を描けるようになろう!」って思い立ってそこに進んでいくやつなんて少数派だってことは当然の帰結になる。
実際、何度か振り返ってるけど、小説メインで創作活動を続けてゆくというのはもちろんものすごく魅力的な話だった。
今だって眠っているネタはいくつもあるし、「抜けた」って言ってもらえることもちょくちょくあるから、それなりに評価を頂いているというのは一応客観的な判断として下していいんだろう。
ついったでフォローしてくださっている人たちも、「さっさと小説投稿しろや!」と思っているんだろうとは思う。……それは流石に驕りが過ぎて、実際には何も期待されてないかもだけど。
ただ、そういったもろもろをひっくるめても――ボクは絵を描けるようになりたい。
そもそも、ペンタブ買ったのは実は2016年の6月。
この時点ではまだ榛名の夢は見てないので、エロ小説を書こうなんて文字通り夢にも思っていなかった時だ。
つまりどっちかっていうと元々ボクのスタートラインは「絵を描けるようになろう!」って部分であって、衝動的に書いたエロ小説が意外に読めるし書いてて楽しいし読んでもらえるしでしばらくそっちにシフトしていた、と言うほうが実情としては正しい。
だから「絵を描けるようになろう!」という部分に戻ってくるのは必然と言えば必然で、将来的に「自分で挿絵を提供しながら小説で世界をぐいぐい広げてゆく」っていうのはいつか絶対にやりたいことではある。
なんにせよ、他の人達が文字書きであることを基準として次の道を進み始めた中で、ボクは全く新しい世界に飛び込んだ。
イレギュラーだけどその選択に後悔はない。
自分がやりたいことなんだから、それはどこまでも追い求めていく。
……弱音は沢山吐くけどね。吐かなきゃやってられないからね。
自分で選んだ事と、しんどい事は別物だからね。好きでやってようがしんどいもんはしんどいし、辛いもんは辛い。
今までもこれからも、弱音と愚痴を沢山吐きながら、それでも前に進んでいくっていう、そういう話だ。
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