イラストってのは残酷なもので、素人でも一発で上手いか下手かというのは分かってしまう。
なんだけど、ボクは未だに文章の良し悪しというのはよく分からない。
ここで言う〝良し悪し〟っていうのは文章作法が守られてるとかそういうのではなくて、上手い下手という意味なんだけど。
もちろん、明らかに一文が長いとか、変な所で切られてる、とかなら分かるんだけど、大概の場合はそうではなくって、読む分には普通に読めてしまう事も多い。
んだけど、読み進められるかどうかというのは別問題で。
まして、えっちぃシーンでエロいと思うかどうかというのも正直良くわからない。
まあ、エロいと思うかどうかというのは〝自分がエロいと思っているポイント〟に引っかかるかどうかっていうのもおっきなファクターだから、上手いとか下手とかとはまたちょっと違う領域な気がしないでもないけど。
不思議なことに、何気なく読み始めたらそのまま最後まで読んでしまうパターンと、さくっと目を通して「これは無理」ってなってしまうパターンに分けられるんだよね。
この違いって、どこから来るんだろう?
っていう、そういう疑問はある。
一応ある程度の感触は掴めていると言えば掴めてはいるんだけど、ほんまかいな? みたいな、そんな感じのあやふやなもの。
おまけにそれに当てはまっているパターンならいいけど、そうでもない場合も多くて、「いやー、なんでこれ、特に気になる場所もないのになんか微妙なんだ……?」ってことも往々にしてある。
正直その理由はよくわからない。
最初の掴みなんかなぁ……? とか、文体の好みなんかなぁ……? とか、色々ごちゃごちゃ考えてはいるけれどやっぱりよく分からん。
まあ、この辺は今度の夜光序章祭で少し研究してみるつもり。
というか、それがしたかったから飛び込んでみようと判断したっていうのもある。
あのメンバーの中で自分がどの立ち位置にいるのか、自分より上にいる人達は同じ条件でどういう書き出しにしてくるのか、どうすれば〝上手い〟という文章になるのか、自分の感触と世間のズレはどの程度なのか、みたいな、そんなのが知りたかった。
ともあれ。
今年はやっぱり、小説関連はそういうモノを一つづつ模索して潰していくっていう感じになるんだろうな。
まずは魔族暮らし終わらせて、そこから短編とか中編で色々と挑戦してみる形だろうか。
なかなか絵の練習と並行は厳しかったり、そもそも新生活やらなんやらで落ち着くまでに大分掛かりそうだけど。
やりたいネタはたくさんあるから、一個ずつ消費していきたいなぁ……。
コメント