脳クチュには「三人称+()」が最適、っていうお話

なんかコレ前にも書いた気がするっちゃするんだけど、さくっと見返してみても無かったから覚え書き。
脳クチュ、ボクは大好物なんですが、コイツを文章で表現しようとすると途端に挫折することになる。
やったことある人なら多分共感してくれると思うんだけど、一人称でも三人称でもコイツは凄く難しい。
んで、結論から先に言うと、「三人称+()での心情描写」が現時点でのボクの最適解です。
なんでそうなのか、っていうのを以下につらつらと。
さてさて、脳クチュってエロいよね? というのは真理なので別に今更確認するまでもないんだけど、なんでエロいの? と問われると意外と難しい。
個人的な結論としては、「耳から入った触手が脳みそぐちゅんぐちゅんしてて、それに対して「おっ♡ おっ♡」ってただの生理反応的な声を漏らしつつびくびくして涎ダラダラ、手足ぐんにゃり股間ぐしゃぐしゃ、目は若干白目」っていう〝ビジュアルがエロい〟っていうモノ。
一応ボク自身は〝ぐちゅぐちゅしている行為〟がエロいと思ってた時期があって、だから一人称とは相性いいんじゃね? と考えてた事もあったんだけど、いざやってみるとコレジャナイ感が凄かった。
くちゅっ! ってやって手足がぴくっ! ってなるのがエロいのであって、これを一人称にしようと思うと思考の書き換えに焦点が当たるからまたエロさの趣旨が変わってしまう。
おまけに触手洗脳だったらいいけど、ただの苗床化で本人の意志はもう殆どありません……みたいので一人称とか、正気の沙汰じゃない。
本人の意志が無いのにその本人の意識で小説書けって、無茶振りもいいところだ( ´△`)
んで、これだけだったら「三人称で書けばいいじゃん」って事になるんだけど、これだけじゃないから問題なんよ。
つまりね、脳クチュにはもう一つ、〝くちゅんっ! ってやった後ヒロインの思考がまるっと変わってしまう〟っていう魅力もあるんよ。
「や、やだぁ……気持ち悪い、離して……っ!!」
 くちゅんっ!
「んひッ♡」
 くちゅくちゅ……ちゅくんっ♡
「おっ♡ おっ♡ おほっ♡ はぁぁ……♡ きもちいい……♡ 触手さん、きもちいいのぉ♡」
って流れが様式美としてあるわけ。
これは今書いたみたいにセリフにしてしまうっていうのもありなんだけど、ヒロインの内情というか、感情そのものが歪められて変わってしまったよ、っていう、まあ洗脳の流れを汲ませるっていうのをやりたい場合がある。
他にも、口からはただ動物的な喘ぎ声だけが漏れてて、でも内心では思考の書き換えが進んでる、みたいなそんなパターンもある。
あるいは自我そのものを食われていってる、破壊されていってる、ってパターンでもいい。
とにかく何にせよ、脳クチュのエロさの一端はビジュアルに依存していて、もう一端はヒロインの心変わり(思考汚染)に依存している。
これは、そもそも脳クチュモノってのはイラスト集に特化してる(とボクは勝手に思っている)んだから当たり前で、そのエッセンスを文字だけの情報に落とし込むなら相応の対応をしてやらなければならない。
つまり、〝三人称を基盤にしながら()を使ってヒロインの思考を入れる〟っていうのが最適解っていうことになる。
この()というのはなかなか曲者で、そもそもコイツが生まれた背景はエロゲとCG集にそのルーツがあるらしいけど、なるほどさもありなんだ。
ボク自身は小説という媒体を選んでいる以上()は使わないようにしているけど、脳クチュを表現する最適解が「三人称+()での心情描写」だというなら使うのを厭いはしないし、もちろん他でも()を使うのが最適解だと言うなら使う。
だってそこに、表現したいエロがあるからね。
まあ何にせよ、脳クチュやるなら最低でも三人称、場合によっては()を使うのが最適、っていうのが今の所のボクの所感でございます。
そのうち短編書きてぇなあ……。
(けど、ノクタの脳クチュ界隈にはリモコンさんがいるから別にボクが参戦して自家発電しなくても、感はあるんだよな……)


えっちぃ覚え書き
えろんのかんづめ

コメント