スタートラインに立てたという実感

エッセイ的ひとり言

Pixiv1000フォロワー。

この値をどう感じるかというのは人によってはまちまちだろう。
少ないと感じる人もいるだろうし、多いと感じる人もいるのは想像に難くない。
だがボクにとってはものすごく特別な値で、なんとも言えない達成感というか、感慨というか。

やっとスタートラインに立てた。

という感覚が強い。
今回はそんなお話と、そして1000フォロワーありがとうございますというお話。

絵描きとしてのHNAK-XRはただひたすらに無力だった

なぜ1000フォロワーがボクにとって特別なのか?

最初にその問いに答えるなら、それは「ノベル書きとしての自分を完全に振り切るコトができる値だから」となる。
言い換えれば、絵描きとしての自分がある程度認められてきたという一つのバロメーターだというコトだ。
これだけだと意味が分からないと思うので、順を追って話をしよう。

さて、ボクがHNAK-XRとして活動を開始したのは2016年の10月だ。
けれどPixivに初投稿したのは2017年の12月25日。
Pixivのアカウントを作ったのがいつだったかなんて覚えていないけれど、多分これとほぼ同時期だと思う。
それ以前のボクにPixivを利用するという習慣はなかった。

ともあれ2017年からPixivに参画し、2020年12月の時点でフォロワー数は522人とかだった。
ありがたいコトに結構な人数だ。
が――この人数は主にノベルでフォローしてくださった方々の人数だった。

当時主にノクターンノベルズで活動していたボクは、時折Pixivにも再投稿という形でノベルを投下していた。
一応ノベルランキングに載る程度の成果は達成していて、そんなコトもあってノベルを投稿すればちょくちょくフォロワーさんは増えていた。

一方でイラストを載せた時にはほぼほぼ反応はない。
10ブクマ行けばいい方。
50行ったら祝杯。
フォロワーで言えば一人増えたらしみじみ晩酌するくらいには反応がなかった。

もちろんそれはイラストのクオリティの問題であって、当時の限界で心血を注いだイラスト達ではあるけれど、今見ればやっぱり「まあそれくらいの評価になるよなぁ……」と納得もしてしまう。
まあ、要するに。
ボクのイラストにはまだ全然力がなく、当たり前のようにランキングに食い込んでしまうノベル書きのHNAK-XRに対し、絵描きのHNAK-XRはもう、本当にどうしようもないほど無力だった。

絵描きとしての再スタート

Pixivというイラストがメインのサイト。
言うまでもなく圧倒的多数の人がイラストを求める場所において評価されるのはノベルだけ。
なんとなく始めたPixivへのノベル投稿は、けれど呪いとしてボク自身を縛る戒めになっていた。

実際、当時の外的な諸々の状況と相まってボロボロの精神状態だったボクは、ノベルに対して増えるブクマやフォロワー数、ランキング掲載に対して凄まじい嫉妬と共に憤慨していた。
絵描きのHNAK-XRが字書きのHNAK-XRに対して「お前さえいなければ! こんなコトにはならなかったのに!!」と激烈な叫びを上げたコトだって何回もある。
冗談ではなく本当にそう吠えたコトがあるのだ。それも何度も。

そうして迎えた2020年の12月。
前月のやらかしでどん底に陥ったり、その他諸々外的要因含めてすり切れていたボクは、そこでようやくノベルから手を切るコトを選択する。
Fantiaを停止し、そしてPixivからノベルを削除した。

その時のPixivのフォロワー数が確か522人。
このうちイラストでフォローしてくれた人もゼロというわけではなかったから、おおよその見積もりで500人が『ノベル書きとしてのHNAK-XRを応援してくれた人たち』だった。

――だから、ボクにとって〝フォロワー数1000人〟はものすごく特別な意味を持っていたのだ。

これはつまり、『HNAK-XRのイラストが好き』だと言ってくださる方が『HNAK-XRのノベルが好き』だと言ってくださった方に並ぶ数字だった。
あの時ただひたすらに無力だった『絵描きとしてのHNAK-XR』が『字書きとしてのHNAK-XR』に並び、そして追い越していく第一歩がこの数字だった。

それゆえの〝スタートライン〟。
字書きとしての自分を完全に振り切り、絵描きとして胸を張るためにどうしても必要なイニシエーションが『フォロワー1000人』という壁であり目標だった。

興味を持ってくださった全ての人に感謝を

さて、こんな書き方をすると「お前はノベルで応援してくれた500人をなんとも思っていないのか!」とお叱りを受ける気がする。
けれどもちろん、その時に応援してくださった方々には深く感謝している。
色々あってノベルは消してしまったけれど、その判断をする際、真っ先に頭によぎったのはその時点でフォローしてくださっている方々に対する申し訳なさだった。

そんな方々に対してボクは「ありがとうございました」と言葉にするコトしかできないし、それ以外の言葉を口にすべきではないとも思う。

ともあれ、こうして1000フォロワーを超えたことでボクの中でも一つの節目を迎えた。
どうしようもないほど無力だった『絵描きとしてのHNAK-XR』は、ようやく、よちよち歩きながらも足を踏み出し始めた。
なにせそもそも論の話、1000フォロワーといっても実際には〝500フォロワー突破!〟という方が正しいのだ。
大台を突破したと言うより、絵描きとして最低限の力が身についたと言うほうが余程正確に事態を捉えている。

実際画力自体もそれなりに身についたのだろう。
少し前と比較して、閲覧数やコンバージョン率がほんのちょっとながらも上昇している。
閲覧数が増えたというコトは、日々投稿されるたくさんのイラストの中から「気になる」と思ってもらえる確率が上がったというコトだ。
性癖自体は変わっていないんだから、それは単純に画力に比例していると捉えてまあまず問題がない。

フォロワーの数字なんて気にするモノではない……という言説はある。
けれどボクは、Pixivの場合はある程度のライン――その界隈の飽和人数にある程度近づくライン――以前ではむしろ気にすべきではないかと思っている。
それはTwitterのようにコミュニケーションやインパクトが重視されるSNSとは違って、Pixivは純粋にイラストの善し悪しで判断される傾向があるから。
というか、人となりが出る部分なんてプロフィール欄とタイトルと概要くらいなんだからイラストの出来でしか判断しようがないという方が正しいのだけども。

ともあれ、だからこそPixivでこれだけの人に興味を持っていただけたというコトはすごくありがたく、感謝してもしきれない。
皆様本当にありがとうございます。
アクセス解析で『フォローユーザーの新着』からの流入があるとテンション上がるの、多分ボクだけではないと思う。

それは、フォローしてくださった上にチェックもしてくださっているというコトだから。

ありがとうございます。
そして、よろしければこれからもよろしくお願いします。

 

 

ではでは。今回はこの辺で。
皆様よいオナニーライフを……!

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